バレンタイン由来
バレンタイン・デーを英語で書くと「Saint Valentine’s Day」。
西暦3世紀、ローマのキリスト教の司教だった聖バレンティヌス(英語読みでバレンタイン)に由来します。当時のローマでは結婚が禁止されていました。そのときの皇帝がクラウディウス2世。クラウディウス2世は「兵士たちの士気を下げる」という理由で、若者たちの結婚を禁止していたのです。
そのことを、かわいそうに思ったバレンタイン司教は、クラウディウス2世には内緒で若者たちを結婚させていました。それがクラウディウス2世にばれて、バレンタイン司教は処刑されていしまいます。
その日が2月14日、今のバレンタイン・デーだといわれています。
その後、バレンタイン司教はキリスト教の聖人とされます。
そして、バレンタイン司教が殉職した2月14日を、聖バレンタイン・デーとし、祝日になりました。
最初、バレンタイン・デーは、バレンタイン司教の死を悼む宗教的な行事でした。いつからか、バレンタイン・デーは恋人達の日となり、現在に至ります。
日本のバレンタイン
日本でのバレンタイン・デーは1958年頃からはじまりました。
バレンタイン・デーが一般的になったのは1970年後半に入ってから。日本では女性から男性にチョコレートを送るという形で定着をしています(これは製菓メーカーの販売戦略であったとされています)。
1980年代になると「義理チョコ」が登場。そして、最近では友達に送る「友チョコ」が登場し、さまざまな人にチョコレートを贈る日となっています。
海外のバレンタイン
ちなみに、欧米では恋人やともだち、家族などがお互いにカードや花束、お菓子などを贈ります。日本とはちがい、男性から女性に贈るほうが一般的のようです。